本当に会社経営はマラソンのよう!? その2


さて、先日の続きの会社の目標と目的を、
個人の目標と目的に連動させる効果的でシンプルな方法とは。


これは、原田メソッドに素晴らしいツールがあります。

それは、4つの観点を出してみる方法です。
4つの観点を出すことにより、
会社の目標と目的が達成されることと、
個人の目標と目的が合致するようになります。


原田先生は常に日ごろ、仕事に対して、
「仕事と思うな、人生と思え!」と、
仰っています。

仕事を行うことは、
人生を形作ることに直結するという観点です。

そこで、人生で得たいことを、
4つの観点で抽出するわけです。


その4つの観点とは、
先ず大きく2つの観点に分類します。
自分という観点と、会社・他者の2観点です。
次に、それぞれの観点を2つの観点に分類します
有形と無形です。

整理しますと、
自分の有形と無形、
会社・他者の有形と無形、この4観点です。


この4つの観点のカテゴリーに、
それぞれ仕事で望む成果を手にしたときに、
自分自身と他者に提供できる恩恵を書き込みます。

例えば、あるプロジェクトが成功したとすると、
自分の有形のカテゴリーには、
ご褒美となる有形の物を書き込みます。

給料が増える。
新しいスーツを新調する。
時計を買う。
書斎を持つ。 など、
何でもいいんです。
仕事の成果で自分にもたらせる有形のご褒美を書きます。

次に、無形のご褒美を書きます。

家族と豪華なディナーに行く。
長期休暇をとる。
ジムに通い体を引き締める。
ニューヨークで本場のミュージカルを見る。 など、
自分が経験したいことを書き込みます。
ここで、家族とのことなど一緒に体験したい対象も出て来ます。
そのことは他社の無形とも連動します。
自分へのご褒美であり、
家族へのご褒美でもあるわけです。


同様に、会社・他者への有形のご褒美を書きます。

獲得した利益で、お店の看板を修理する。
スタッフルームに新しい棚をプレゼントする。
妻に新しい指輪を買う。
子供にプレゼントを買う。
これもなんでも良いので、
提供できる有形の内容を書き込みます。

最後に、会社・他者への無形のご褒美を書き込みます。

会社に売上と大きな利益を与える。
スタッフに自信を付けさせる。
家族と温泉旅行にいく。
お店の幹部スタッフをセミナーに参加させてあげる。 など、

売上と予算を達成したからこそできる、
みんなへのご褒美を書きます。


この4つの観点を抽出することで、
会社の目標と目的が、
個人の目標・目的に合致するようになります。

自分が欲しい成果を得るためには、
社会的に成果を勝ち取らなければならいと、
理由付けが出来るようになります。


あらゆる成功本にも、他者のために頑張れるとき、
最も大きな力を発揮できると、書いてあります。


自分のためにだけですと、挫折しそうになった時に、
心が折れそうになってしまいます。
ついつい弱い自分に負けてしまいますが、
誰かのためにと言う使命感があれば、
なかなか簡単には挫折はしません。


実際にこの方法は、プロのスポーツ選手も、
実業家も行っており、
大きな成果と実績を出している手法です。

この4つの観点を抽出し、
自分のビジネスが自分自身とそこに関係する周りの人達に、
大きな恩恵を流すことが出来るということに気付くとき、
最も大きな力と使命感、
そして何よりも達成欲が沸き上がります。


アクセル全開、心に火がつくわけです。

先日もクライアントの幹部スタッフ11名と、
社長と専務である奥様に、
4つの観点を出していただきました。


それぞれ自由に出していただきましたが、
その結果何を感じたかを、発表していただきましたが、

「初めて自分の仕事がこんなに大きな影響があることに気づきました」
「生活のためにと思っていましたが、やっと働く本当の意味が解りました」
「これをスタッフにもやってもらって、チームで共有する観点も出したいです」

などの意見が出ました。

これらが明確になると、会社の目標と目的が、
即、自分が立てた目標・目的と一致していることに、
納得し出します。

まずは、自分自身の中でゴールを明確にすること、
何故そのゴールを目指さなければならないかの、
強くて大きな理由を明確にすることが、
望む結果と成果を手にする第一歩です。


今、外食産業は、夢を描けない産業になってしまったと言われています。
外食産業で働いても、個人の夢はなかなか実現できない。
それどころか、ブラック産業とも言われております。


勿論、あなたの会社は、
ブラックなどではないことはわかります。

外食産業で働く一人一人の夢が実現できる、
そんな産業にしたいとは思いませんか!

会社の目標と目的が独り歩きして、
スタッフが犠牲となっていると感じてしまう。
そんな構造は終わりにしたいと思いませんか?


同じビジネスに関わるすべての関係者が幸せになる、
そんな会社経営を行うことに、ワクワクしませんか?

自社のみならず、自店のみならず、
ビジネスをやらせてもらっている地域が活性化し、
お取引している協力会社も共に成長し、
お客様が常に笑顔で楽しんで頂き、
日本の経済が豊かに発展する、
そんな会社経営をしたいと私は感じています。
深く、強く、感じています。

大きな挫折を経験したからこそ、
尚更強く感じます。


会社経営はマラソンのようです。
長く険しいかもしれません。

そのようにとらえてもよろしいでしょう。


でも、本当のマラソンには、
ランナーズハイというものが有ります。


走っていると、脳からエンドルフィンが放出されて、
気分が高揚し、苦しいと感じなくなり、
走ることがひたすら楽しくなる、
非常に幸福な状態を経験します。

そして、いつまででも、どこまででも走れるように感じます。

このランナーズハイは、ゆっくりと走っていると起きない現象で、
ちょっとキツイなと感じる、適度な負荷があるときに、起きる現象です。

まさしく、会社経営と同じようだと思いませんか。

日々チャレンジをし、新しい扉を開きながら、
プレッシャーがかかり、ちょっとキツイなと感じながらも、
どこかでその状態が心地よく感じていませんか?

私は、このドキドキ感とワクワク感がたまりません。
変態でしょうか?
ドМでしょうか?(笑)



でも、多くの経営者は、常にこの感情を感じながら、
同時に生きがいを、
生きているという実感を、
強く感じているように思います。

私は多くの経営者の方に出逢っておりますが、
ほぼ全ての方から感じております。

エンドルフィンとは、
脳内麻薬と言われるホルモンですから、
鎮痛効果があり痛みを忘れさせ、
幸福感を高揚させる働きがあります。


マラソンのランナーズハイの状態を、
会社経営で体験出来たら素晴らしと思いませんか!


私は、直接関係する方々のみならず、
外食産業そのものが、
ひいては日本経済そのものが、
このワクワクする気分が高揚する、
ランナーズハイのような状態に成れば良いと感じています。

失速することの無いランナーズハイに。

外食産業に夢をいだいて参入してくる若者が沢山あふれる、
そんな産業にしたいと思います。


大きな成果を手にする、毎日出会いと感謝にあふれ、
ワクワクを感じ、充実感に満たされる、
そんな産業にしたいと本気で思っています。



ですから、私はクライアントの方々を、
共に夢を実現する同志と、勝手に思っています。


どのお方一人抜けても実現できない、
大きな夢と思っています。

経営者も、勿論スタッフも、関係する産業の方々も、
そして、楽しんでいただけるお客様も、
誰一人抜けても実現できない夢です。

全ての人が共有出来る夢と思っております。

会社経営はマラソンのようですが、
必ず素晴らしいゴールはあります。


ご自分のペースで、あなたの大切なスタッフの方々と共に、
テープを切りたいと思いませんか!


私は、宣言します。

私は、外食産業に関係するすべての人々とともに、
テープを切ります!


PS ご存知の方も多いとは思いますが、
宣言することの効果、次の機会でお伝えします。
驚愕の効果ですから。



確実な価値と、豊かな成果のために
2018年09月25日(火) No.273 (経営関連)

No. PASS

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